妊娠していても矯正はできる?注意すべきことは?
今現在、矯正治療を検討中で、これから妊娠を予定している人、もしくはすでに妊娠されている人は、歯並びの治療が可能かどうか知りたいことかと思います。
▼妊娠中でも矯正はできます
結論からいうと、妊娠をしていても矯正歯科治療を受けることは可能です。もちろん、注意すべき点は多々ありますが、妊娠しているからといって始めから矯正を諦める必要はありません。
▼矯正を始めるタイミングが大切
矯正治療では、最初にいろいろな検査を行います。その中にはセファログラムと呼ばれる矯正専用のレントゲン撮影も含まれており、一定の被ばくを伴います。もちろん、矯正で行うレントゲン撮影では、健康被害が及ぶほどの被ばくを伴うことはないのですが、さすがに妊娠初期や後期に受けるのはおすすめできません。できれば、母体が安定する妊娠中期に受けるのが望ましいです。
▼歯周病には要注意
矯正治療を始めると、お口の中が不衛生になりがちです。矯正装置に食べかすやプラークがたまりやすくなるからです。さらに、妊娠中はつわり・ホルモンバランスの乱れなどの影響で、歯周病のリスクが上昇します。ですから、妊娠中に矯正治療を始めるのであれば、口腔ケアを徹底することが必須条件となります。
▼まとめ
このように、妊娠していても矯正治療は受けられますが注意点がいくつかありますので、事前に把握するようにしましょう。お腹の赤ちゃんへの影響が心配という方は、まず矯正相談を受けることをおすすめします。
2021年10月28日 (木)
カテゴリー : 小児矯正 , 成人矯正