歯並びとお口の機能の関係について
歯並びが担っている機能は、「噛む」ことだけではありません。その他にも「飲み込む」「発音する」「呼吸する」ことに強く関与しています。今回はそんな歯並びとお口の機能の関係についてわかりやすく解説します。
▼そしゃく機能
食べ物を噛み砕き、すり潰す機能です。歯並びが悪いとかみ合わせも乱れ、そしゃく能率も大きく減少します。
▼えんげ機能
嚥下(えんげ)とは、食べ物などを飲み込むことを意味する言葉です。正しく嚥下するためには、舌が後方へと下がり、周囲に筋肉が適切に働かなくてはいけません。歯列不正や不正咬合があると、その働きが邪魔されて飲み込みにくくなります。
▼発音機能
歯並びは、発音機能とも密接な関連があります。例えば、サ行やタ行、ナ行の言葉を発音してみるとわかりますが、舌が歯列の内側に接触しています。その接触の仕方が悪くなると、正しく発音できなくなるのです。
▼呼吸機能
息を吸って吐くことは、生きていく上で最も重要な機能のひとつです。不正咬合では、呼気や吸気の流れが悪くなり、呼吸機能にまで悪影響を及ぼすことがあるのです。
▼まとめ
このように、歯並びはさまざまなお口の機能との関連も深いことから、矯正によって整える意義は非常に大きいといえます。歯列矯正は単に見た目が美しくなるだけでなく、生きていく上で欠かす
ことのできない機能の充実ももたらしてくれますので、歯並び・かみ合わせの乱れが気になるという方は、お気軽に当院までご相談ください。
2021年11月16日 (火)
カテゴリー : 小児矯正 , 成人矯正