歯並びのQ&A faq

矯正で歯茎が下がる原因と対処法を解説

2021年11月19日 (金)

カテゴリー : ,

歯茎が下がる現象といえば、まず歯周病を思い浮かべる人がほとんどでしょう。歯周病にかかると歯茎に炎症が起きて、徐々に下がっていきます。そうした歯肉退縮(しにくたいしゅく)は矯正でも起こることをご存知でしょうか?

 

▼そもそもなぜ歯茎が下がるの?

 

歯茎が下がるのは、歯周組織である歯肉や歯槽骨が破壊されるからです。単に歯が伸びたり、歯茎が下がって見えたりするのでなく、実際に歯茎や歯槽骨が壊れて、その量が減少しているのです。

 

▼矯正で歯肉退縮するのはなぜ?

 

実は、矯正治療でも歯周組織の炎症を伴います。歯茎や歯槽骨に対してかなり強い力を加えることから、外傷を負った時と同様、組織に炎症反応が生じるのです。その結果、歯肉が退縮していきます。

 

▼歯肉退縮が起きやすいケースとは?

 

もともと歯茎や歯槽骨の厚みが薄い場合は、歯肉退縮が起こりやすいです。本来であれば、矯正によって吸収した骨や歯肉は再生するのですが、歯周組織の状態が良くないと破壊されたままになります。ですから、矯正に伴う歯肉退縮を防ぐのであれば、日頃から歯茎の状態を健康に保つようにしましょう。とりわけ歯周病の予防は歯肉退縮を防ぐ上で極めて重要です。

 

▼まとめ

 

このように、歯周組織の炎症を伴う矯正治療では、必ず歯肉退縮のリスクを伴います。とはいえ、ある程度の歯肉退縮は許容範囲であり、大切なのは歯並び・かみ合わせを改善することだということを忘れてはいけません。

  • TEL 03-3232-6482 診療時間 午前9:30~13:00  午後14:30~18:30
  • お問い合わせ
アクセスページはこちら

Copyright © Waseda-ekimae Dental Clinic ,All Rights Reserved.