裏側矯正装置はなぜ外れやすい?外れた時はどうすべき?
裏側矯正を始めた方は、もうすでにブラケットが外れるなどのトラブルに見舞われているかもしれませんね。裏側矯正は一般的な表側矯正とは異なる点があるため、装置が外れやすくなっているのは確かです。そこで今回は裏側矯正装置が外れやすい理由と、外れた時にすべきことをわかりやすく解説します。
▼歯列の裏側はスペースが少ない
矯正装置を並べるスペースは、表側よりも裏側の方が狭くなっています。その結果、設置したブラケット間の距離が短くなり、強い矯正力がかかりやすくなっているのです。そのため、装置にちょっとした圧力がかかるだけでも外れてしまうことがあります。
▼噛んだ時に歯が装置に当たりやすい
私たちの歯は、噛んだ時に上の歯列が下の歯列を覆うような状態になります。その際、下の前歯の表側が上の前歯の裏側に接触するのですが、その部分はちょうど裏側矯正装置が設置されていますよね。もちろん、ブラケットを装着する際には、その点も考慮するのですが、噛んだ時に歯が装置に当たる現象を完全に防止することは困難です。
▼装置が外れたらすぐに再装着しましょう
裏側矯正装置が外れた場合は、できるだけ早く矯正歯科を受診して、再装着してもらいましょう。装置が外れている期間が長くなるほど、これまで得られた矯正効果がなくなり、治療期間の延長へとつながります。
▼まとめ
このように、裏側矯正装置は表側矯正装置より外れやすくなっているため十分注意しましょう。装置が外れた際も迅速に対処することが大切です。
2021年12月4日 (土)
カテゴリー : 小児矯正 , 成人矯正