インビザラインのアタッチメントの役割とは
インビザライン矯正では、「アタッチメント」と呼ばれるパーツを使用することがありますが、その役割についてはあまり詳しく知らない方も多いかと思います。
▼プラスチック製の突起物
アタッチメントは、歯の表面に設置するプラスチック製の突起です。歯の修復にも用いられるコンポジットレジンを使用しますので、見た目が悪くなるということはありません。
▼歯の移動を促進するパーツ
アタッチメントは、主に歯の移動を促進する際に使用します。例えば、インビザラインのアライナーを装着しただけでは、なかなか思うように歯を移動できないケースがあります。そこにアタッチメントを設置することで、本来では難しかった方向へと歯を移動させることも可能になります。
▼マウスピースが外れにくくなる
インビザラインのアライナーは、患者さまのお口の状態や治療の進行状況によっては外れやすくなることがあります。マウスピースがズレたり、外れたりしてしまっては矯正の効果が得られませんので、アタッチメントでその問題を解消します。歯とマウスピースの間にコンポジットの突起が介在することで、外れにくい状態を維持できます。
▼まとめ
このように、インビザラインのアタッチメントには、歯の移動を促したり、マウスピースを外れにくくさせたりするなどの役割があります。アタッチメントを装着すると、違和感・異物感が増す傾向にありますが、徐々に慣れていきますのでご安心ください。
2021年12月18日 (土)
カテゴリー : 小児矯正 , 成人矯正