歯並びは遺伝するものなの?
【歯とあごの関係】
歯の大きさやあごの大きさは親から遺伝することが多いです。
そうすると、親の歯並びが悪い場合には子供も歯並びが乱れていることが多いでしょう。
あごと歯の関係ではなく、唇をかむことや舌で歯を押すくせが原因の場合には後天的な要因なのでその場合には遺伝しないこともあります。
歯並びはかならずしも遺伝するわけではありませんが、親子では生活習慣も似てきます。
甘い物をだらだら食べる習慣や、やわらかいインスタント食品ばかりたべることは、あごの成長にも良くありません。
そのため、虫歯になりやすい場合や、子供の場合にはあごの発達が十分ではなく歯並びが並ばないこともあります。
【遺伝による乱れた歯並び】
歯並びは自分では改善することが難しいですが、遺伝による歯並びはあごの大きさなどが関係していることが多く、歯並びがガタガタに乱れていることが多いです。
そうすると、矯正の種類も限定されてきます。
矯正の種類を決める際には、歯並びの並び方を確認してその方に合ったオーダーメイドの治療計画を立てます。
大きく歯並びを変えたい方はブラケット矯正が対応になることが多いですが、インプラント矯正と併用もできます。
あごの大きさと歯のバランスが合っていない場合には、できるだけ子供のうちに矯正治療をすることをおすすめします。
子供の矯正は成長を味方につけて歯が正しい位置に生えているように誘導するので歯が動きやすく、大人に比べて矯正期間を短縮できます。
そのため、永久歯がすべて生えそろう前の混合歯列期から治療開始すると良いでしょう。
子供の第1期矯正から開始すると、スペースを確保できることが多く、抜歯をするリスクを減らすことができます。
また歯並びがそろうと第1期矯正で完了もできるので、早めに矯正をすると負担が少ないことが多いでしょう。
2019年7月12日 (金)
カテゴリー : 小児矯正