矯正治療で骨格まで良くなるものなの?
【第1期矯正】
第1期矯正とは、あごの成長を正しい位置にくるように誘導することや歯並びが悪くなるくせを早めに改善して正しい位置に歯が生えるようにする治療です。
あごの骨が正しい位置にくるようにするため、骨格を整える治療ともいわれます。
また、第1期矯正の目安は永久歯が生え始めた7~12歳くらいです。
ただ、もう少し前に行うことが良い場合もあるので、歯並びが気になった場合には早めに歯科医院で相談しましょう。
〈床矯正用装置〉
あごの成長を促す治療で取り外し式の装置を使用します。
1日14時間以上の装着が望ましいでしょう。
メリット
・取り外しをするのでいままで通り食事ができます。
・あごを正しい位置に移動するのでスペースを確保でき、正しい位置に歯を誘導しやすくなります。
デメリット
・装着した時に違和感を覚えることがありますが、時間の経過で慣れてきます。
・取り外しできるので、治療に協力的でないと正しい効果を得ることができないことがあります。
【第2期矯正】
第2期矯正は永久歯がすべて生えそろった段階で行うので大人がする矯正方法と同様に行います。
ただ、子供はまだ成長段階なので、大人に比べて歯が動きやすく、治療期間を短縮できることが多いです。
第2期矯正を開始するタイミングは10歳前後のことが多いです。
子供の矯正は低年齢のうちは矯正の必要性を理解して協力してもらうことが重要です。
装置の違和感を覚えることや食事のしにくさなど矯正治療では今までの生活と違い不便に感じることもあります。
ただ、その後歯並びが整うことでメリットが多いことや歯並びが悪いことで起こることを伝え納得してもらうことが大切です。
また子供は費用の感覚も少ないので、費用がかかる点も含め話して矯正のモチベーションを上げましょう。
2019年7月15日 (月)
カテゴリー : 小児矯正