口呼吸は歯並びを悪くする?
【口呼吸とは?】
鼻で呼吸をすることが望ましいのですが、口で呼吸をすることを口呼吸といいます。
口呼吸になると口を閉じることが少なくなるので、口の周りの筋肉が少しずつ弱ってきます。
また、口を閉じることでバランスが取れているのですが、口で呼吸をして唇が開いたままだとその部分の力がかからず、歯が前に出てしまうことがあります。
そのため、出っ歯や受け口になりやすく、歯並びが悪くなることが考えられます。
・虫歯や歯周病のリスクを増やす
口呼吸をしていると口の中が乾燥しやすく細菌が増えやすくなります。
また、口の中が乾燥すると唾液が汚れを洗い流す自浄作用が弱くなり、虫歯や歯周病のリスクを増やします。
虫歯になって穴があくとかみ合わせのバランスが崩れます。
また、歯周病が悪化すると歯を支えている骨が少なくなり、歯がグラグラして安定したかみ合わせが難しくなります。
このことから、口呼吸で虫歯や歯周病になると、歯並びが悪くなる原因です。
【口呼吸を改善するには?】
・鼻つまりを改善する
口呼吸の原因として考えられるのが、鼻炎などで慢性的に鼻がつまりやすく、鼻で息をしにくいので口呼吸になることです。
そのため、鼻炎の治療をすると、鼻で息をしやすくなり口呼吸が改善されることがあります。
鼻つまりが気になる場合には1度耳鼻科で相談しましょう。
・あいうべ体操をする
あの時は大きく口を開けます。
いの時は横に大きく開きます。
うの時は前に突き出します。
べの時は舌をできるだけ前に出します。
これらの体操を毎日30セット程度行うと口の周りの筋肉と舌筋をきたえることができ、口が閉じやすくなり、鼻呼吸になりやすいです。
・睡眠テープを使用する
睡眠中は自分で意識することが難しいので、口をとめるために睡眠テープをすると鼻呼吸ができます。
虫歯や歯周病のリスクや歯並びに悪影響を与えるので、口呼吸はデメリットなので早めに改善することが望ましいでしょう。
2019年8月2日 (金)
カテゴリー : 小児矯正