歯の本数が少ない場合でも矯正はできるの?
【矯正では抜歯をすることも】
矯正治療で歯が並ぶスペースが足りない場合には抜歯をすることがあります。
その際には上下左右合計で4本抜く事もあるので、上の歯で2本、下の歯で2本程度の本数が少ない場合では矯正を行うことが可能です。
あまり多くの本数が足りない場合には、その部分を補う治療を行うこともあります。
しかし、生まれつき1~2本程度歯が少ない場合ですきっ歯を治療した場合には矯正治療は可能なのでぜひご相談ください。
【歯が足りないことで起きること】
歯は上下左右でバランスを保っています。
歯が少ないとその部分に左右の歯が傾いてしまうことや、上下にかみ合わせがなくて歯が伸びてしまうこともあります。
そうすると、傾いている歯を元に戻す治療や伸びた歯のかみ合わせを調整しなければいけないこともあります。
あまり極端に伸びてしまうと神経に近くなり、神経の治療をしなければいけないこともあるので、虫歯や歯周病などで歯を失った場合には、早めに治療をしましょう。
【先天性欠如の場合】
永久歯が生え変わる段階でレントゲンを撮影すると乳歯がないことがあります。
これは親からの遺伝のこともありますが、30人のクラスだと2~3人程度の割合であらわれます。
永久歯が生えてこないので、乳歯をできるだけ使用することもあるのですが、ほかの歯が永久歯なのでバランスが悪くかみ合わせなどにも影響することがあります。
そのまま使用しても根が短いので30~40代までしか使用できないことも多いのですが、その期間使用することでかみ合わせが悪くなることもあるので、生え変わりの時期が終わった頃に矯正することも多くなっています。
早めに抜歯して歯並びを整えることでほかの歯に影響を与えずにかみ合わせを整えることができます。
歯の本数が足りなくても矯正することができますし、早めに矯正した方が良い場合もあります。
本数が少ないことが気になったら一度相談しましょう。
2019年8月5日 (月)
カテゴリー : 小児矯正 , 成人矯正