歯茎が出ている状態でも矯正で治るの?
【歯ぐきが出ている状態とは?】
歯ぐきが出ている状態で多くの方が気になるのが『出っ歯』の歯並びです。
出っ歯は骨格や歯の大きさが原因でなることが多いのですが下の歯のアーチに比べて上の歯のアーチが大きい状態です。
見た目も目立ってしまい、コンプレックスになることも少なくありません。
それではどうして出っ歯になるのでしょうか?
【出っ歯の原因】
・あごの大きさに対して前歯が大きい
先天的な原因として、あごの大きさに対して前歯が大きいことがあげられます。
前歯が大きく、スペースがないと歯が重なりあう場合や歯が前に出る出っ歯になることもあります。
・唇をかむ、爪をかむ
無意識のうちにこの様なくせがあると前歯が押されて出てしまうことがあります。
この様なくせはできるだけ早くやめることが望ましいでしょう。
・歯を失った場合
歯が抜けてそのまま放置してしまうと隣の歯に倒れてくることがあります。
そうすると、かみ合わせがバランスを取れず、下の歯が上の前歯を突き上げることがあるので、前歯が出てしまい、出っ歯になります。
【出っ歯の治療】
・外科的治療が必要な場合
お口の状態によりますが、骨格的な要因が強く、歯だけ矯正しても歯ぐきが出ている部分を治すことが難しいです。
その場合には上の骨を切って後ろに下げる手術を行う場合があります。
また、歯を抜歯してセラミック治療をすることもあります。
どちらのケースも限られた口腔外科や美容外科などでしか行うことができません。
・全額矯正
かみ合わせも含めて歯並びを改善ができます。
出っ歯の治療の場合、歯が並ぶスペースが少ないことも多く、抜歯をしてから治療することが多いです。
また、歯ぐきの出方によっては歯列矯正だけでは対応することが難しいこともあります。
歯ぐきの状態にもよりますが、矯正で治療できることもあります。
ただ、骨格的な問題がある場合には外科手術が必要なこともあるので、歯科医院で確認しましょう。
2019年8月17日 (土)
カテゴリー : 小児矯正 , 成人矯正