小児の予防矯正について
当院では、乳歯の虫歯は、できるだけ避けたいと考えております。
乳歯は歯髄神経が大きく、虫歯が進行すれば容易に神経に浸潤してしまいます。神経に浸潤すれば抜髄(神経の切断、切除すること)を行わなければなりません。神経を切除したら抜歯に近づく可能性があります。抜髄になってしまうと6歳臼歯が手前に移動してしまいます。これをアンカレッジロスと言います。
永久歯は乳歯に比べて歯が大きく、歯並びがデコボコになりやすく、(叢生といいます)
アンカレッジロスが生じると 叢生が生じ易くなります。
虫歯を予防すること自体が、予防矯正の第一歩です。
当院では、虫歯を削ることなく真剣に予防に取り組み、定期的にダイアグノデント (レーザーによるう蝕診断装置)によりう蝕(むし歯)予防に努めています。
テレビのCMで宣伝しているようにとある歯磨き粉を使ったり、歯ブラシを使ったりするだけでは虫歯予防はできません。
2020年2月27日 (木)
カテゴリー : 小児矯正 , 成人矯正