歯並びのQ&A faq

床矯正について

2020年3月1日 (日)

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お子さんの歯並びの治療方法として床矯正というものがあります。

いわゆる可徹式(取り外しができる) 装置で専門医ではない先生でも安易に治療を行うが可能です。その一方で良好な結果を得られないこともあります。

ではなぜ良好な結果が得られないことがあるのでしょうか?

基本的な事象として患者であるお子さんがしっかりと使用してくれないこともあるでしょう。もちろんそれは論外のお話ですが、お子さんの治療については虫歯治療も含めて、ご家庭のご協力が必須です。

 

よく言われていることですが、近年、食生活の変化により物をよく噛まないようになりお子さんの顎が小さくなっています。

そのため、いわゆる歯並びが乱杭状態(叢生)になるお子さんが増加している傾向にあります。 そのような状態で永久歯の正常な咬合状態を獲得するためには、顎を拡大するしかありません。

当院においても適切な診断のもと適応で有れば可徹式の装置を使用することもありますが、ご家庭の状況、ご本人の生活習慣も顧て、可徹式装置の使用がベストで有ればこの装置を使用するため、使用頻度はそう多くはありません。

最大限顎の幅を大きく拡大しなければならない場合、当院では可徹式装置ではなく、固定し 上顎の正中口蓋縫合を広げるために、固定式の急速拡大装置の使用を選択することもあります。全ての患者さんに可徹式装置が有効ではないことをご理解ください。

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