矯正治療の値段が違うのはどうして?
矯正治療は自由診療だからです。
一般的なむし歯治療や入れ歯治療などとは異なり、矯正治療は歯科医院によって値段が異なります。この点を不思議に感じている人は少なくないことでしょう。結論からいうと、矯正治療には保険が適用されず、自由診療となることからそれぞれの歯科医院で異なる価格を設定しているのです。セラミック治療やインプラント治療なども同様です。そこで気になるのが矯正治療に保険が適用されない理由ですよね。
日本では基本的に“審美目的”の治療には、保険が適用されません。美しくなるための治療にまで保険を適用していたら、医療費の予算がいくらあっても足りなくなりますよね。あくまで必要最低限の治療が保険適用の対象となるため、美しさを求める矯正治療は原則として除外されてしまうのです。
同じ歯科医院の中でも異なる値段の矯正治療があるのは、施術の方法に違いがあるためです。例えば、マルチブラケットと矯正用ワイヤーをワイヤー矯正は、マウスピース矯正よりも費用が高くなる傾向にあります。その分、さまざまな症例に対応できるため、ワイヤー矯正にもメリット・デメリットの両方があるといえます。
また、患者さんの歯並びの状態によっては、治療にかかる期間も大きくかってきます。その結果、治療費の変動幅も大きくなるのです。カウンセリングの段階で、治療に対する優先順位を伝えておけば、要望に沿った施術法を選択することができます。
2020年12月15日 (火)
カテゴリー : 小児矯正 , 成人矯正