矯正治療は途中でやめられる?やめるとどうなる?
歯並びはきれいにしたいけれど、矯正治療にはなかなか一歩踏み出せない理由として、治療期間の長さが挙げられます。2~3年に及ぶ歯科治療を経験したことがない方が大半ですし、途中でやめたくなったらどうすれば良いかわかりませんよね。
▼矯正は途中でやめられますがデメリットが大きいです
矯正治療は、今抱えている病気を治すための治療ではないため、途中でやめることもできます。マルチブラケット装置がどうしても邪魔で仕方がない、繰り返しむし歯や歯周病にかかってしまうなど、矯正を続けることの方が患者さまにとって負担が大きくなるのであれば、治療を中断するのもひとつの選択です。その決断は患者さまの意思が尊重されます。
ただ、矯正を途中でやめると、最初に支払った費用が返ってこなかったり、歯並び・かみ合わせがかえって悪くなったりするなどのデメリットが生じかねません。矯正治療を途中でやめる場合は、そうしたデメリットをきちんと理解しておくことが大切です。
▼治療前より歯並びが悪くなることもある?
例えば、矯正のために抜歯を行って、歯を移動している最中に治療をやめてしまうと、全体の歯並びは乱れますよね。矯正における便宜抜歯矯正は、治療を完了させる前提で行うものだからです。その結果、かみ合わせも悪くなることがあります。
▼まとめ
このように、矯正治療を途中でやめることは可能ですが、多くのケースで最後まで頑張った方がメリットも大きいです。治療を中断する際には、主治医としっかり話し合いましょう。
2021年10月10日 (日)
カテゴリー : 小児矯正 , 成人矯正